自転車大人同士の2人乗りと自動車との事故

自転車は親が子供乗せている時は例外として、大人同士で2人乗りをすることは禁じられています。それはなぜかというと、自転車というのは自動車と違ってタイヤが前後の2つだけしか無いので、バランスを取らなければ左右何方かに重心が傾き、簡単に倒れ込んでしまいます。倒れ込まないとしても、バランスを崩した状態での走行は、まっすぐに走る事も困難で交通事故を引き起こしかねません。
それにもかかわらず、自動車との事故を起こしたときには、危険な自転車の乗り方をしたということで、たとえぶつけられた側だとしても自転車の運転者に著しい過失があると認められる可能性が高いのです。


では、事故が起きた時に自転車の運転をしている人ではなく、同乗者が怪我をした場合、自己の責任を運転者が負うべきかということでですが、確かに運転者は危険な運転をしていた以上、責任から逃れることができませんが、同乗者も禁止されている行為だとわかった上で乗っているわけですから、被害者側の過失もあるといえます。
問題は、同乗者にどの程度の過失があるのか、ということですが、過去の事例では同乗者の死亡事故で被害者側の過失が10%という結果が出た裁判もあります。

とはいえ、実際にどの程度の過失割合になるのかは、事故の状況によります。もちろん10:0と言うように一方的な過失が認められることはないでしょうが、事故に至る経緯で、同乗者がどのような役割を果たしたのかということを検証していけば、運転者の過失も相殺される割合が多くなるわけです。

車と運転者、同乗者と運転者と、事故が起きたときにはいくつかの関係が複雑に絡み合います。その中で過失割合は非常に揉めるものですから、当事者同士で話をつけるのではなく、弁護士のような専門家にいち早く依頼することが最善です。